優秀な会社員が独立してうまくいかない5つの理由
優秀な会社員が意気揚々と独立するも、なぜかうまくいかない…心当たりはありませんでしょうか?
私は、現在、微風が吹けば消し飛ぶくらいの会社をアフィリエイトでの収益メインで5年ほどやっております。
その前には、整体師として、某整体学校で講師として勤務。独立して自分で整体院を経営。オートバイ買取などの古物商をやっていたこともあります。
そんな中で、アフィリエイトで、整体師で、それ以外で…1000人ほどの独立したいと夢見る人、実際に独立した人を見てきました。
その経験を踏まえまして、独断と偏見で優秀な会社員が独立してもうまくいかない5つの理由をまとめてみました。
※会社員も4年ほどしていました。
学歴・職歴の弊害
私が整体学校で講師をしていた時、有名大学卒で一流企業に勤務していた人がちらほらと生徒として入ってきていました。
そういう人達の中には、プライドが高く、何かにつけて自分の今までの経験や知識を誇示したがる人がいました。
- 「あいつは偉そうに整体教えてるけど、どこでどんな経済活動をやってきたんだかな…」
- 「その技には他にどういう意味があるの?もっとはっきりとした根拠を示してもらわないと…」
- 「俺は会社でウン億の仕事してきたから…」
そういう人たちは、だいたい、そんな発言をしてました。
また、その発言が妙に板についていてイラッとすることが多かった記憶があります。
講師側として私は非常にとっつきにくく、無意識に距離をとってしまっていたものです。
整体に限らず、何かをゼロから始める場合、謙虚にふるまっている方が吸収できるものは多いし、より良い多くの情報が入ってきます。
また、本人が望んでいなくても手を差し伸べてくれたり、助けてくれることもあるでしょう。
独立も新しいことへのチャレンジということでは同じですから、同様のことが当てはまるのではないかと思います。
そういった謙虚のメリットを受けることができないというのは、輝かしい学歴・職歴が育んだプライドの弊害と言ってよいでしょう。
縛られていないと頑張れない
会社員の時はサービス残業もバリバリやっていたのに、独立すると途端にサボりだす人も結構な割合でいます。
人に迷惑をかけてはいけない 責任を全うする そういった意識から頑張っていた人が、独立して自分がサボっても誰にも迷惑が掛かるわけじゃないとなると、頑張らないと生活できなくなるということがわかっていてもついついサボってしまう。
そしてずるずると落ちていく…というパターンです。
会社員時代と同じように淡々と頑張っていれば結果がついてくるのに、それができない、そういう性分でどうしようもないという人もいるかもしれません。
独立しなきゃいけない絶対的な理由がない
- 会社員には絶対に戻りたくない
- 独立してこのプロジェクトを実現できる人間は俺の他にはいない
- 独立して俺がやらなきゃこのサービスは駄目なんだ!
- 会社員としてはこれは実現できないプロジェクトなんだ!
というような独立してやっていかなければならない絶対的な理由が自分の中に無い場合、独立してうまくいかなかったり、一時的にうまくいってもその後少し低迷してしまった時などにすぐに会社員に戻ってしまう傾向にあります。
優秀な会社員は、会社員に戻っても普通に生きていくことができますから戻らない理由が無いともいえるかもしれません。
「こんなのやってられないよ!会社員の方がいいよ。」
それはそれで一つの正解なのだと思います。
私のように、「会社員としては使えない」、「石にしがみついてでも会社員に戻りたくない」 という人間の場合、会社員に戻るという選択肢がありません。
生活に瀕することがあっても、100歩譲ってもせいぜいバイトまでです。
今はこんなだけど、いつか…いつかは俺の時代がくる…といつも妄想しています。
私自身はそれが楽しくてそうしているので何の不満もありません。
しかし、それが良いというわけではなく、会社員として優秀であるというのは一つの才能であり、どういう生き方をするのかは人それぞれかなと思うわけです。
クリエイティブ性に欠ける場合がある
優秀な会社員ということですが、今現在属している会社で優秀であるというのは、その会社のどんな部署に行っても、どんな上司の下であっても必ず優秀な人という意味を含ませていただきました。
本記事では「優秀な会社員イコール凄い会社員という意味ではありません。」
凄い会社員というのは、時と場合により冷遇されることがあります。
一時的に変人扱いされることもあります。
イチローはオリックス時代、仰木監督が就任するまでは振り子打法を認めてもらえず、1軍と2軍を行ったり来たりしていました。
三重県の有名人、御木本真珠店の創業者御木本幸吉は、1人で真珠の養殖に挑戦している時、周りの人から変人扱いされていました。
こういった話は世の中にたくさんあります。
ですが、どんな時、どんな環境であっても必ず優秀な会社員で居続けることができるという人がいます。
空気を読むのがうまいとか、順応する能力が高いとか。
必ずそうというわけではないでしょうが、そういった人の中には自分だけで何かを考えるという独自性やクリエイティブ性に乏しい場合があります。
深層心理で独自性よりも協調性を重視しているとも言えるかもしれません。
そういう人は、独立よりも会社員の方が天職であると言えるのかもしれません。誰もが優秀な会社員になれるわけではありませんので。
自分のことになると途端に駄目になる
よくウン億円のお金を扱い、しっかりと儲けを出し続けていたトレーダーさんが、いざ独立して自分のお金で同じように運用しようとしても全くうまくいかないというケースがよくあると聞いたことがあります。
トレーダーに限らずどんな仕事でも、独立すると、全ては自分のお金、自分の生活にダイレクトにつながってきます。
昨今、会社員も厳しいということはあるでしょう。
しかし、会社員は無遅刻無欠勤で会社に通い続けていれば、すぐに餓死することはありません。
しかし、独立すると、無遅刻無欠勤で更には1ヵ月休み無しで働いたとしても1円も稼げないどころかむしろマイナスになることも良くある話です。
会社員のように雇用保険はありませんし、また労働基準法なるものも全く無縁のものでお金が無くなった地点で即刻ジ・エンドです。
こういった具合に、仕事での成功失敗が自分自身の生活へ及ぶ距離に違いがあるのです。
その距離の違いで、会社員時代にやれていたことができなくなる人がいるということなのではないでしょうか?
まとめ
以上勝手気ままに優秀な会社員が独立してうまくいかない5つの理由をお送りしてきました。
私は、独立してうまくいかないことがイコール駄目なこと、駄目な人だとは思いません。
会社員に戻るメリットとデメリット、独立して頑張り続けることのメリットとデメリットを天秤にかけた結果を踏まえた各々の判断に過ぎないと思うからです。
諦めるという言葉がありますがこれには明らかに見極めるという意味を含んでいると言われています。
諦めるという言葉は「明らかに見極める」などの意味を持つ「明らむ」から派生した言葉で「諦」と言う漢字ももともと仏教用語で「真理を悟る。道理を明らかにする」と言った意味で使用されたもの。物事の本質を見極めればつまらない事に固執しなくなる。
(引用)不幸な国の幸福論 加賀 乙彦 集英社
会社員の方が自分には合っている。そう明らかに見極めたに過ぎないのかなと。
ただし、私個人的には、会社員には絶対に戻りたくないという何とも自分勝手で向上心の欠片も無い強い思いがあります。
会社員時代に、常時3時間睡眠程。更にはいつも「馬鹿、カス、〇ね」と言われ続けていた嫌な経験がそうさせているかもしれません。
だから、会社員に戻って普通にやっていける人に対し尊敬の念すら覚えてしまうわけです。
会社員でも会社員じゃなくても…自分の中に理由があってそうしているならいいじゃない?どうであれ今生きれていることはすごいことだよ。 と思うわけです。
最後に
会社員には絶対に戻りたくないという思いで必死な私ですが、最近、生き残りをかけて制作中のサイトがあります。 それがコチラです。
http://www.datsumoseminar.com/
このサイトは私が初めて、本気で制作運営しようとの思いでやっているサイトです。
漫画主体で閲覧するに値する価値と商品売上を両立させる…そこにネット上に存在する価値を見出していこうとしているサイトです。
まだ製作途中ですが、良かったら一目拝見いただければ嬉しく思います。
このサイトの成長をこれからもチェックしていただければ嬉しく思います。
SpecialThanks
上述のサイトは、僕がゼロから1人で生み出したものではありません。
このサイトを産み出すまでに、別の色々なサイトや人、アイディアにインスピレーションされてきました。
その延長線上に私のサイトがあったというわけです。
以下に、特に影響を受けたサイトを紹介させていただきます。
キャラで独自の存在価値を確保する、そしてそれが、私のような小さな事業規模でもやればできるということを教えてくれた。
漫画を導入している。自分も漫画を導入してみようかと思うきっかけを作ってくれた。
サイトを公開するメリット・デメリットとメンタルを私に示してくれた。
私が中々飛躍できないでいるのが自分自身の器量の無さそのものなのではないかと思うきっかけをくれた。